強さが弱さ
牡牛座は、基本的に精神的に安定している人が多いので、心の弱さというのは、それほど目立つほうではありません。
あえて言うなら、その強さが裏目にでてしまうことがあるということくらいでしょうか。
つまり、自分というものをしっかり持っている分、逆に、態度や考え方を変えることがなかなかできないことがあるようです。
別の視点で物事をながめるのがあまり得意ではないので、自分とは全く違うタイプの人や意見に出会うと、それをなかなか受け入れられず、うまく消化することができないことがあります。
そうすると感性そのものが鈍っていき、しまいには体調を崩してしまうこともあります。
牡牛座の場合は、心の弱さ=体の不調につながりやすいといえます。
いくら心が強くても、細胞レベルまで強いとはかぎりません。
身体の状態には、普段から気にとめておいたほうがよいでしょう。
鈍感力の使い方
今の時代、「鈍感である」ということは、心の弱さというよりむしろ強みになりえるものです。
人や情報などに敏感に反応しすぎるのは、ストレス社会においてマイナスに作用することが多いからです。
ただ、あまりにも鈍すぎるような場合は困りもの。
鈍感であるということは、言い方を変えるならば、他者の気持ちに対する心の感度が弱いともいえます。
人の心というのは水のように形をもたず変化しつづけるものですが、対して、牡牛座の心は岩のように堅固なもの。
たしかに強いことは強いのですが、水は岩の表面を流れ落ちるだけで、岩に浸んでいくことはほとんどないでしょう。
そのため、実はやさしい人が多い牡牛座なのですが、気配りに欠ける人だとおもわれてしまうことがあるのです。
また、岩はなにかの強い力が加わるとヒビが入ってしまう可能性もなくはありません。
他者の心の動きにいまより敏感になることで、その弱点を強みに変えることはできるでしょう。