つかみどころのない
たとえそれが芸術でも、人物でも、価値観でも、牡牛座は漠然とした掴みどころのないものがあまり好きではありません。
物事を五感で感じるタイプなので、形のないものに価値を見出したり、そこに楽しさを感じることがなかなかできないのです。
牡牛座にとって抽象的な概念などはもっとも苦手とするところ。
ですから、口先だけ立派で、机上の空論をくりかえすタイプの人が嫌いです。
また他人と議論を交わすというのも、言葉という目に見えないものをやり取りすることなのでどうしても楽しく感じられないようです。
そのため感謝の気持ちなどは、口頭で伝えるだけよりも、手紙や贈り物で表現してもらったほうがより実感でき、うれしく感じます。
見掛け倒し
美しいものが好きな牡牛座ですが、外見が過度に華やかすぎるものは好きではありません。
質や、中味が伴ってこそ価値があると信じるからです。
また、いくら美しくても、ムダに装飾があるものにも抵抗があります。
「そんなに飾り立てるより、もっと質を高めたらいいのに」とつい感じてしまうのです。
もともとシンプルで質の良いものが好きなので、外見だけ美しくて中味がなく、じつは見掛け倒し、というものに我慢がなりません。
それらのものは質が低いだけでなく、どこかだまされているような気がして嘘っぽさを感じます。
質の良いものには、つねにそこに誠実さがあるといえるかもしれません。
牡牛座にとっての質の高さとは誠実さであり、それはとても大切な意味を持つのです。