安定
牡牛座はあてもなく行動したり、未知の世界を冒険することを好みません。
これは旅行が嫌いとか、冒険をしないということではありません。
根無し草のような放浪生活や、どもまでも答えのないチャレンジは基本的に好まないということです。
牡牛座が強い人は、地に足のつけて着実に進んでいきたいと考える傾向があります。
これはとくに年齢を重ねるとこの傾向が高まってきます。
牡牛座は本当に納得するためには「体感する」「実感する」ということが必要になるので、フワフワと不安定な状況が心地よくありません。
「何かを成し遂げるために安定感がほしい」のではなく、牡牛座が最終的にもとめるものが「安定/安心」といえます。
ただこれはリスクを負わないという意味ではありません。
リスクはとったとしても、最終的には心地よいと感じられるような物理的・感覚的な安定感を求めているということです。
五感
感覚の中でもとくに、全身で「体感する」ということは、牡牛座にとって重要な意味があります。
なにか行動したり体験したときに、それを快感として感じるか不快として感じるかで判断を下すこともあります。
いくら頭の中であれこれ考えたとしてもそれだけでは決して納得しません。
これは牡牛座の大きな特徴だといえます。
実際に、それを自分で体験してみて、さらにそれが心地良さをもたらしてくれるときにだけ、納得したり価値を見い出したりします。
牡牛座はもともと、すぐれた五感を持っていらっしゃる方が多いんですね。
ですので体感を通して得た答えというのは、本人にとって、とても納得できるものだといえます。
ただし、牡牛座ご本人は、ご自分が体感を通して物事を理解しているとはあまり感じていなかったりもします。
体感を通して理解しようとするので、どうしてもすこし時間がかかることになります。
ですので牡牛座の人はちょっとのんびりしたムードの方が多いというのも特徴です。
所有
牡牛座の性質が強い人は体感を大切にしますから、基本的に「形」のあるものが好きな傾向があります。
ですから誰かがすばらしいアイデアや理念を掲げていたとしても、それを何かの形にできなければ、あまり意味がないんじゃないかな?と感じていることもありえます。
カタチあるもの、または実感できるものを手に入れたいということは、別の言い方をすると、なにかを「所有」したいということにつながります。
そのために牡牛座は自然と物質的な豊かさを求める傾向があります。
牡牛座とお金やモノというのはとても縁が深いとういえます。
「心が豊かなら 貧しくてもいいじゃないか!」
という考え方の人も世の中にいますが、牡牛座の性質が強い人はそれだけではなかなか満足できません。
豊かさを「体感」して初めて、心からの満足感を感じられるからです。
モノを手に入れるためにはお金が必要になりますが、何かを「所有する」だけでなくそれが「心の安定」にもつながっているといえます。
お金を大切にする牡牛座は多いですが、それは所有することが安定とか「快適な生活」を送るために不可欠なものだからです。